※今回は、記事を読む前に、出来ればスマホとPCをご用意ください。
生産性を向上させるAIを幾つかご紹介させていただきます。
AI(人工知能)って、何だかとっつき辛い?
本題に入る前に、人工知能に関する大きな誤解を解いておかなければならないでしょう。それはよく分からない≒難しいという偏見です。今テレビをつけると、コマーシャルで「OK Google」がよく近場のカフェやレストランを紹介してくれるという映像が流れます。
Androidスマホに搭載されているAIがいかにすごいのかがよく伝わってきますね。
AIはこれまで存在こそ昔から知られていましたが、人々にとってあまり身近なものではありませんでした。それが、より高度で人間的な解釈を可能にして私たちにとって扱いやすいものに進化しているのは、ひとえに日夜開発にいそしんでいるエンジニアの功績でしょう。
このAIを完全に理解するためには、プログラミングの知識が必要になりますが、実は一般の方がツールとして使う分には大した知識はいらないのです。
前置きが長くなりました。
本日ご紹介するのはAIの力を使って業務をラクにする方法です。
テキストを音声入力して素早くブログ記事を編集
ちなみに今回わたしはSimplenoteという無料アプリにこのブログ本文を音声入力で下書きしています。
このアプリに書かれたテキストはオンラインとリアルタイムで同期されているので、パソコンでも同じものが閲覧&編集ができます。
だからすぐに校正可能ですし、ブログの管理画面から記事投稿画面にコピー&ペーストもすぐに出来ます。
実は手作業でやるよりも遥かに素早くテキストを打つことができるんです。こういうと聞き間違いや誤変換などがあるのではないかと心配されがちですが、結局キーボードで手打ちしたテキストにも打ち間違いや誤変換が起きますから、要は慣れの問題です。
なお、この音声データをテキストに変換する技術もAIの一部です。マイクが読み取った声から、喋り方、息の置き方などから適切な日本語文章をGoogleのAIが生み出してくれているのです。
方法は簡単でキーボード画面からマイクのアイコンをタップするだけで音声入力モードに入れます。
目の前の物体が何なのかがすぐに分かる賢いカメラ「Gooogle レンズ」
スマホアプリにGoogleレンズというものがあります。
これは、カメラのレンズとAI機能を融合させた夢のようなアプリです。
まず、目の前の物体が何なのかわからないといった人はこのアプリがあるだけでこんな風に解決できてしまいます。
↓USBのmicro-B端子をType-Cに変換するアダプタだということがわかりました。
名刺にGoogleレンズを使うと面白い!
ここで、ちょっと名刺を使って面白いことをしてみます。
- 画面下部のボタンから[文字]を選ぶとテキストを読み取れるようになります。
- URLを読み取って[ウェブサイト]ボタンを押せば、すぐにそのWEBサイトへアクセスできます。
- 住所を読み取れば、Googleマップと連携して経路案内などもできます。
- 電話番号を読み取れば、すぐに電話がかけられます。
他、読み取ったテキストをコピーして他のアプリで貼り付けたり、Google翻訳と連携して外国語の本をすぐに読むといった使い方もできるようになります。
文字起こしにはこんな方法も!
今、弊社で使用している名刺をスマホで撮影しました。
これをGoogleDriveでアップロードします。
そして、画像を右クリックして[アプリで開く]-[Googleドキュメント]を選択します。
Googleドキュメントで開くと、こんな風に活字化されます。
PCにある画像を文字起こししたい時に便利ですね!
(ただ、時々おかしな文字列が出力されることもあります。これは読み取りをAIが行うので人が見て判断するわけではないからです。)
今回紹介したアプリ
最後に、今回使用したアプリ一覧です。
- Simplenote(https://simplenote.com)
- Googleレンズ(https://lens.google/intl/ja/
- Googleドライブ(https://www.google.com/intl/ja_jp/drive/)
- Googleドキュメント(https://www.google.com/intl/ja_jp/docs/about/)
今回執筆するにあたってAndroid端末からご説明しましたが、Iphoneでもほぼ同じことが可能です。今回はPCやスマホを使ったオフィスワークに絞ってご紹介しましたが、今は様々なアプリにAIが搭載されて私たちの生活を豊かにしてくれています。
人がマンパワーでやっていることをある程度自動化できれば、時間に余裕が生まれます。
これまで足し算していたことを掛け算に変換するのは、少し抵抗があるかもしれませんが、せっかくなのでワクワクしながら色々と試してみましょう!
いつも読んで下さってありがとうございます!