式典って、一生にそう何度も参加するものではありませんよね。だからこそ、正しいお作法が出来るのかどうか心配だという方も時々いらっしゃいます。そこで本日は、地鎮祭や竣工式で行われる神事の前の手水の作法について開設します。
手水(てみず・ちょうず)とは?
参列者の皆様の手を洗って清めるのに使う水のことです。地鎮祭や竣工式といった儀式は神域で行われる為、入場前にお清めの儀式をまず行います。神社参りをする時も入り口付近に手水がありますが、そちらで手を洗って清めた経験のある人は多いんじゃないでしょうか。
手水ではどんな物を使うのか
手水案という台の上に、以下の物が乗っています。
1.手水桶/柄杓 (てみずおけ/ひしゃく) | 水を貯めておき、来場者の方が柄杓ですくって手を洗い流します。 |
2.手水受 (てみずうけ) | 洗い流した水を受けるための桶です。笹の葉が入っていますが、これは清涼感を演出する為に用いられます。 |
3.紙受け台 (かみうけだい) | 三角形に折った半紙をこの台の上に起きます。これで手を拭きます。 なお、尖った部分は来場者側に向けず、折った部分を向けるようにします。 |
4.紙箱 (かみばこ) | 半紙を捨てるためのゴミ箱です。 |
手水の作法
基本的に、参列者の方はスタッフの指示に従って手水を進めれば大丈夫です。まず手水受けの上で柄杓で水を3回に分けてかけて貰います。この時、柄杓が逆手にならないように注意してください。
次にスタッフは、紙受け台から半紙を参列者に渡します。これで手を拭いて、最後に紙箱に捨てれば終わりです。
最後に
作法と聞くと、どうしても堅苦しくて難しいもののように感じるかもしれません。ですが手水はほんの一瞬の事ですし、基本的にスタッフの方の指示に従えば何事もなく終えることが出来ますのでご安心ください!
最後になりますが、弊社では地鎮祭をはじめとした神事式典会場の設営も承っておりますので、いつでも気軽にご相談ください。