弊社ではよく、竣工式や周年記念式典を行うときにくす玉を使用します。取り付け位置は、屋外ではよくトラスを使ったりします。
そもそも、このくす玉という文化は何が発祥なのか?といった疑問が浮かびましたので、本日はお祝いごとの際にくす玉が使われるようになった経緯についてお話ししていきます。
薬を束ねた「薬玉」
まずは語源から。くす玉とはもともと、薬の玉。魔除けの縁起物として、様々な薬や薬草を使って玉状に束ねられており、人々はこの玉に無病息災の願いを込めて使用していました。
この文化は中国から平安時代に日本に伝わってきたとされていますが、段々と華やかなものに飾られて行き、現在では造花や折り紙で出来た大きなボールとなり、この中に垂れ幕や紙吹雪などを入れてお祝いごとをする一つのセレモニーグッズとして親しまれています。
縁起物としての「久寿玉」
くすだまには、もう一つの読み方があり「久寿玉」と表記されることがあります。現在では文化祭や運動会、開店祝いなど、おめでたい行事のときによく使用されます。ただ祝うだけでなく、そこから先、久しくその土地や、生活する人々が生き長らえることが出来ますようにという想いも込められています。
セレモニーにこそ、縁起物を
セレモニーで使うアイテムはくす玉だけではありません。テープカットで使う金ポールにハサミ、リボン。除幕式に使う布とロープ、鏡開きに使う酒樽や枡。など、様々なアイテムが使用されています。
様式は様々ですが、いずれにしてもただお祝いするだけではなく、末永く幸せで居られることを祈願します。
最後に
本日は、くす玉のルーツや意味についてご紹介しました。くす玉以外にも、様々なアイテムがありますので、もし何を選べばいいか解らないといった時はいつでもご相談ください!