共栄美装広報部2号です。
建設する時の式典って難しいイメージを皆さんお持ちだと思います。
私もこの業界に入るまでは、そう思ってました。
難しいことはプロに丸投げしてください!今回は起工式を設営に伺った際の様子になります。
建築式典の流れ
建築式典という神事には順番があり、それぞれの式典には別の意味があります。
詳しい由来などは省きますが、これだけ意味をわかっていればもう安心!
それでは簡単にご説明していきます。
地鎮祭 | 土地の神様にこの場所で建物を建てる報告 |
起工式 | 今から工事を始める報告 |
上棟式 | 建物の骨組みまで出来ましたの報告 |
竣工式 | 建物が出来ましたの報告 |
ようは神様に安全・安心に暮らしていけるよう願う儀式です。
そのために都度報告をしていくというわけです。
会社の上司にお伺いを立てているみたいですねw
簡単に言うとこんなイメージになるとお考えください。
それでは実際の起工式を設営している様子を御覧ください。
式典の空間づくり
今回は起工式ということもあり、まだ建物は出来ていません。
建物内で行うのは竣工式になり、他の式典は全て建物を建てる前なので屋外に空間が必要になります。
そこで活躍するのがテントです。
今回はコロナ禍ということで、お客様が参加人数も絞った式典を考えられていたので10×10mビッグパワーテントをご提案させていただきました。
また式典はキレイな状態のテントを求められるので、いつも以上にメンテナンスに拘ってお持ちします。
会場装飾
紅白幕と浅葱幕(青白幕)を壁面に設置します。
この装飾をすることで一気に式典としての雰囲気が増します。
余談ですが、なぜ神域(祭壇周り)は青白の幕が使用されるかご存知でしょうか?
諸説ありますが、色の中で一番高貴な色は紫といわれます。
理由としては顔料が高額と言われることが多く、国を表す国旗などでも使用されない色です。
そこで、神様をお呼びする神域は本来紫色で囲いたいのですが、代替として青白の幕が使用されるようになったとも考えられています。
備品設置
参加いただく方の椅子などの備品を設置します。
ここで皆さんはなぜ真ん中の通路だけ幅が広いのかという疑問をお持ちではないでしょうか?
決して広報部2号のミスではありませんw
こちらは神道といって神様が通る道です。
神社の境内で石畳の通路ですが、皆さん真ん中を歩いていませんか?
真ん中は神様の道なので、端を歩くのがマナーだと覚えていてください。
祭壇作り
神様をお招きする際のお供え物や、儀式をする際の神具を並べます。
お供えは正式に言うと神饌物といい、以下のものを準備します。
- 酒
- 水
- 米
- 塩
- 鯛
- 乾物
- 餅(お菓子)
- 果物
- 野菜
流派によって異なりますが、一般的な神饌物はこのようなものを準備します。
並んでいるお酒は奉献酒といい、主催や来賓の方が準備するお供え物になります。
詳しくは祭壇周りだけの特集記事を今後書きたいと思いますので、ご期待ください。
最後に
いかがでしょうか?
意味合いや由来がわかれば堅苦しいと思っていた式典が少しだけ取っつきやすくなるのではないでしょうか?
難しい事は私達プロにおまかせいただき、皆さんお招きするお客様に満足していただく事や、めったにない機会をお楽しみください!
それでは本日は広報部2号がお届けいたしました。