先日、神事式典に関する記事で祭壇周りを青竹と紙垂(しで)のついた注連縄で囲っていることを少しだけお話しました。
この紙垂ですが、神事式典ではいろんな場所で見かけます。たとえば・・・
- 注連縄(しめなわ)
- 玉串(たまぐし)
- 祓串(はらいぐし)
- 御幣(ごへい)
などに取り付けて垂らして使用をする訳ですが、そもそも、なぜこれが使われるようになったのか?を本日はお話していきます。
「しで」という言葉の由来
紙垂は、注連縄などから垂らされています。
日本語では「垂づ(しづ)」「しだれる」という意味合いがあり、紙がなくても「し」と発音していました。
元々は紙ではなく木綿(ゆう)がお用いられていましたが、現在では半紙を用いるのが一般的です。
切り方・折り方については流派がある
吉からについては幾つかの流派があります。主に吉田流・白川流・伊勢流があり、それぞれで折り方やハサミを入れる方向が異なります。
また、折る際に旧漢字である絲(いと)の形に見えることから「いと、いと」と発声をすることもあるようです。
このジグサグの形にはどんな意味があるのか?
紙垂は、ジグサグの形をしています。この形、何かに似ていませんか?
そう、雷です。
実は紙垂は雷光や稲妻をイメージして作られたものであり、神域にやってくる邪悪なものを追い払うという意味合いがあるのです。
余談ですが、稲妻がなぜ稲妻と呼ばられるのかを御存知でしょうか?
実は昔、雷が多いと豊作になることが多かったのです。
実際、雷が多いと降水量や気温などといった、稲作に良い環境が揃います。
それ故に雷がなると稲が子を宿すと考えられていました。
まとめ
邪気を払う縁起の良い形をした紙垂は、昔から注連縄と紙垂は神社などでも使われています。
今回の記事内容を話の余興にでも使っていただけたら幸いです。
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