式典について 神饌物の選び方にお困りの方のためのマニュアル

共栄美装広報部です。
本日は年度が変わり、そろそろ落ち着いたタイミングで行われることの多い起工式などの神事に必要な神饌物(しんせんもの)についてお話させていただきます。
神饌物とは神様へのお供えを指します。
宗派などによりますが、一番ベーシックなものをご紹介させていただきますので、ご担当者様必見のブログになります。

① 水器(瓶子・水玉・高坏)

こちらは祭壇の上部に飾られている白焼きの陶器を指します。
とっくりのような形をした瓶子には日本酒、三角屋根のような蓋がついている水玉には水、少し高い皿のような高坏には米と塩をお供えします。
すべての神饌物に言えることなのですが、できれば土地の神様へのお供えになるため、その地域で取れたものが一番好まれます。

② 鯛

この鯛のお供え方法にもルールがあり、必ず尻尾は外側でお腹を神様に向けてお供えします。
これは神様に美味しいところから食べていただくような気遣いになります。
会社の上司と食事をご一緒にさせていただく際も同じですので、目上の方への配慮とお考えください。

③ 乾物

乾物に必要なものは昆布とスルメ、干ししいたけ、高野豆腐やかんてんなどの乾燥食品をお選びください。
スルメの大きいものは入手しにくいので、酒屋さんなどでお問い合わせするのが一番楽です。

④ 果物

特に日本のものというルールはありません。バナナやパイナップルなどもOKです。
個人的には見た目の都合上、リンゴやミカンなども入れてみるのはいかがでしょうか?
綺麗に見せる事を意識するのがポイントです。

⑤ 野菜

地域の産物を使用するのはもちろんですが、旬のものを取り入れるように私は心がけています。
例えば夏はかぼちゃ、冬は白菜のように、これからお祈りをする神様に良いものをお供えする気持ちで選んでください。

⑥ 菓子類

省かれやすい物にはなりますが、菓子類もお供えすることの多いためご紹介します。
菓子類と言っても、餅やオカキなどの和風のものが好まれます。
海外製のお菓子や、最近のお菓子よりも祭壇がグッと絞まります

最後に

いかがでしたでしょうか?
これで神饌物選びもぐっと楽になったのではないでしょうか?
ポイントはこれから守っていただく神様に良いものをお供えする気持ちと、極力地元のものと旬のものを選ぶことです。
少しでもこのブログが役に立ってもらえると幸いです。

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この記事を書いた人

織田健太郎 織田健太郎

営業主任の織田です。名古屋で行われる催事やセレモニー、神事式典の現場をよくお手伝いしています。イベント開催にあたって不安なことや不明点などありましたら、些細なことも構いませんのでいつでも気軽にご相談下さい。

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