ふと、前のお仕事である先輩社員と交わした会話を思い出しました。
好きな食べ物は何だい?
好きなもの?そうですね、カレーが好きです。
じゃあそのカレーを毎食、365日食べることはできる?
え。それは無理かな・・・たぶん2日もすれば飽きると思います。
普通そうだよね。大抵の人は味に飽きたり身体が嫌がって脱落してしまう。でも好きなことを仕事にできる人は、これが苦もなく出来てしまう。
これは例え話なのですが、でも確かにこういう枠に当てはめて考えてみたら「本当に好きなのかな?」って思う人はいました。
私が担当していたWEBサイトの運営とかデザインのお仕事って一見、華があるように見えるかもしれません。汗を流さずにPhotoshopとかをバリバリ使って、おしゃれなものを生み出すクリエイティブな職種だと思われることも多いでしょう。
ですが実際は、ものすごい地味なお仕事です。
延々プログラムコードとにらめっこをしながら指が腱鞘炎になるくらいテキストを打ち込みますし、商売でやっているので芸術的な表現は基本的に受け入れられません。マルチデバイスで表示したらどうなるんだとか、読みやすいかとか、導線誘導はキチンとできているのかとか、そういう現実的な課題を着実にクリアしていかなきゃならないわけです。
多分、外で働きたいタイプの人からすればそんなのに耐えているWEBデザイナーのチームは正気の沙汰ではないと思います。
その中でも、適正の差はやはりあるもので・・・。
ある日、後輩Aから言われたんですよ。
商品をWEB掲載するときに「専門家じゃないんだからよく分かりません」って。
でも別の後輩Bは知らないことを見つけると、即座にGoogle検索をして調べたり先輩社員に聞きに行ったりして、自分なりに文章を組み立てて、ちゃんと商品のPRが出来ていたんです。
当然、これだとB君のほうが良い評価を得られますよね。
けどA君の気持ちが分からないこともないんです。
なんの予備知識もなく、いきなり商品コメントを書けと言われてもそりゃ無理な話ですしね。
そのお仕事をカレーで例えるなら・・・
A君はカレーを食べつづけること自体は出来たけどお皿に盛り付けられてスプーンがないと口に運ぶことは出来なかったんでしょう。
B君は自分でキッチンまで足を運んで、食材を切ったり炒めたり煮込んだり、ルウを煮込んで自分でカレーを作り、食器棚からカレー皿を取り出して炊飯器からごはんをよそって、福神漬けやラッキョウを添えるところまで出来たわけです。
そこは会社であり、従業員である以上、上の指示に従って仕事は与えられるものです。とはいえ食べようにも「どれだけ咀嚼が必要か」については差が生まれるもので、時にA君がB君に抱いたように劣等感を抱かなきゃいけない事もあります。
この悔しさは「カレーに対する飽き」だけでは例えるにも例え尽くせないだろうなと思います。
ですが非日常を日常にするって、そういう事なんです。
物怖じさせたくてこういう話を書いてる訳ではないので、最後に好きなことで生きる為に必要な4つの条件について少しだけお話させてください。
イベントを仕事にする事と、たまに食べると美味しいカレーを毎日食べ続けたり供給する側に回ることは似ています。共栄美装にエントリーしようかなと思っている人には以前”好きなことで生きていく”が出来る人の条件という記事で提示した4条件を守ってもらいたいです。そして、本日はさらに1つ追記させていたdかいました。
好きなことで生きる為に必要な4条件+1
- 物怖じしない
- すぐ分からないからって投げ出さない
- ワガママが出来るくらいの自分をつくる
- 時間を大切にする人を味方につける。その逆もまた然り
- +好きなのだから、その良さを共有化(提供)できる自分になる!
どうでしょうか。出来そうでしょうか?
今できないのは致し方ありません。でも出来るようになりたいなら、いつでも先輩社員相談してください。私たちは頑張り屋さんが好きです!成長したいという意思の持ち主に対してはどこまでも力強くバックアップをしていく企業なので、そこは安心してくださいね!