備えあれば憂いなし。
昔からこんな諺がありますが、今回この記事のアイキャッチ画像を見てドキッとした方にこそ読んでいただきたい「下準備チェックリスト」を作りましたので、本日の記事で共有します。
下準備チェックリスト
業界研究編
- 訪問先企業の情報を事前にWEBサイト等で把握しているか?
- 同業他社にはどんな会社があるのか?
- 企業理念、ミッション、バリュー、ビジョンは何か?
- 同業他社とは違う強みが説明できるか?
まず面接先企業と同業他社と思われる会社を2~3社ほど下調べしておきましょう。その企業で働くイメージを浮かべつつ自己PR内容を考えてください。
自己分析編
- 自分の強みと弱みは何かがキチンと言えるか
- 強みをどう活用して、弱みをどうカバーしているのかまで説明できるか?
- これまでの学びによる、自分の付加価値はどういったものか?
よく起こるのが「強み」や「弱み」はあるけど、掘り下げてみたら意外と答えられないといった事例です。
忍耐力があるなら「他の人が誰しも途中で匙を投げる事でも、同じ作業の繰り返しでも苦もなく続けたエピソード」。好奇心旺盛な性格であれば「実際に行ったセミナーや勉強会、所得した資格」なども添えて説明できれば、信用性はグッと上がります。
すり合わせ編
- 調べてきた事について、乖離はないか?
- 面接先企業の今後の展望は何か?
- 採用担当者が自分を起用するにあたって不安に思っていることは?
- 面接を聞いていて、自分がどんな風に役立ちたいのか?
会社には「大切にしている考え」や「事業展望」があります。その企業これからどんな事をして社会貢献をしていきたいのか?どこに向かっているのか?について「こうではないか?」と想像して、そのすり合わせを行いましょう。
予測と合っていることがあれば実際は違うこともあります。面接の場は、そのすり合わせをする所でもあるんです。
上記の[業界研究編]と[自己分析編]は事前にいくらでも時間をかけて下準備できる事です。ただ、世に出回っている情報は全てではありませんので対面して[すり合わせ編]を行っていくイメージです。
「え、すり合わせは下準備に入るの?」と思われるかもしれません。
確かにこれは面接前の下準備ではありませんが、ベクトルを合わせるという就業前の大切な大切な下準備なのです。
就活生の方がその姿勢を持っているかどうかで、評価もぜんぜん変わってきます。次に下記の自己PR文プログラム例を読んでみてください。
自己PR文プログラム(例)
- まず2分という時間を与えていただいた事に例を言う
- 自分を雇用することのメリット(強み)を3つ伝える
- 採用の暁には、企業の事業展望を受けてどう活躍したいのかを熱意をもって話す
例文:
お時間を頂き、ありがとうございます。
私は「主体性の強さ」「チャレンジ精神」「分析力の高さ」をもって、御社で働きたいと強く希望しています。
これまでスポーツ用品の販売を中心とするお仕事に携わり、ただ店舗に商品陳列されているだけでは売上が心許なかった為、自ら率先して地域のスポーツジムやバッティングセンター、少年チームなどに顔を出してフライヤーを置かせて頂いて効果測定をしたり、有名なスポーツ選手と繋がって一緒に野球教室を開いたりと様々な取り組みを精力的に行ってきました。結果、事業売上が昨対比130%にまで拡大出来た事は大きな収穫でした。
御社の企画しているフード事業にもこの経験を活用していきたいです。まず地道な事から覚えて行くことになると思いますが、私は将来的に1つの事業を任せて頂けるほどレベルアップしたいと考えています。
是非宜しくお願いします。
ちょっと音読してみてください。だいたい2分くらいに収まっているはずです。
実際に進めていくと「何を言って何を言わないか」取捨選択することが重要になってきます。志望度が高い企業の面接を控えているなら、イメージトレーニングをしたり、友達に聞いてもらって添削してもらいながら練習をしておきましょう。
最後に
何の下準備もないのにいきなり制限時間つきの自己PRを求められて困らない人なんてほぼ居ません。仕事もそうですが、採用面接も実は準備9割の世界なんです。
たくさん準備をしてすり合わせを行って、不安を減らして期待をお互いふくらませる。共栄美装の面接はそんな場にしていきたいのでその下準備として、本日のお話をさせていただきました。