共栄美装広報部1号です。今回は、これからイベント会社に働く人へ、この業界の現状と次なる予測を踏まえた上で、お伝えしたいと思ったことをまとめました。
イベント業界の現状について
早速ですが、飲食業界やイベント業界は相次ぐ緊急事態宣言の発令により、多くの企業が事業縮小や倒産することを余儀なくされました。
景気が回復したからといって、すべての会社やお店が復活する訳ではありません。
これは人も同じことが言えます。一度去ってしまった社員は一部の例外を覗いては、どれだけ惜しまれようと二度と戻ってはこないのです。
売上が激減すれば、懐は温まりません。
こうなると企業も無い袖は触れませんから従業員へ還元することが出来なくなっていきます。
そんな状況が改善される見込みがないのであれば、早々に見限りをつけて鞍替えする人が現れることは想像に難くないでしょう。
これが今のイベント業界の現状であり、現実です。
ポジションによる視点の違いがさらに争いを生む
経営者は経営者
役職者は役職者
一般スタッフは一般スタッフ
それぞれ目の前の課題がそれぞれ違います。今やるべきことの優先順位も、その温度感も。
今回の経済の危機により、価値観が異なる人同士が衝突して血で血を洗うような激しい争いになった現場も沢山あったはずです。
コロナウイルスは、大きな爪痕を残しました。
ですが、沢山のものを失いつつも、むしろその爪痕こそ、この苛烈な環境を生き抜いた勲章だと言わんばかりの企業もあります。弊社もその一社です。
最後まで諦めない
私たちは行動指針に「最後まで諦めない」という言葉を掲げています。自分たちを取り巻くすべての方々と共存共栄を目指すために、まずは自らが強く、タフであらなければならないのです。
それは、今この記事をご覧の「あなた」も同じです。
もしイベント会社でこれから働こうと思われているのでしたら、ぜひこの続きも読んでください。
・・・お察しかもしれませんが「ウチは良い環境ですよー、誰でも働けますよー、簡単ですよー」といった耳ざわりの良い言葉は綴られていません。虚飾も何もなく、ただイベント会社で働こうとしてる人に伝えたい本当の事をストレートにお伝えする内容ですので、人によっては辛く感じるかもしれません。
それでも良いという方にのみお伝えできればと思います。
1.自己を高めろ、足を引っ張られるな
社会人である以上、日々自己研鑽をすることを求められます。
結果を出すために。
今の結果をより良くするために。
そのための手法は様々です。
本を読む、資格所得の勉強をする、セミナーに参加する、人脈を作る・・・。
この必要性に気付いた者だけが本当の意味で成長でき、誰よりも結果を出せるようになるし、人から必要とされます。
ですが、こういう努力をしていると必ず現れるのが
「そんなのは会社の役割でしょ?」
「なにマジになっちゃってるの。それで報われるの?」
「自分にできない事は人にやってもらったらいいんだよ」
「それ自分の時間けずってまでやること?自分のお金払ってまでやること?」
こんな風に斜に構えた意見を出す輩です。
そういった輩とともに「ですよねー(笑)」とへらへらしながら自堕落な生活を送っていては、いたずらに自分の時間を消耗するだけです。
やるんだと決めた事があるのなら、あなたにとってそれが一番大事なことなんです。
絆されてブレてはいけません。
2.簡単に教えてもらえるものでは競争に負ける事を悟れ
もし「仕事は、やりながら覚えていけばいいや」という考えをお持ちでしたら、その考えは捨ててください。その理由をこれから説明しますね。
弊社は時々、企業研修を行います。
それは商品に関することやビジネスマナーに関すること、ワークフローに関することなど様々ですが。
これらは全て「平等に与えられるもの」であり「簡単に手に入るもの」です。
あなたが簡単に恩恵を受けられるのであれば他の人が受けるのも簡単だという道理であり、これで差別化はできません。
もしあなたが営業マンAだとしてBさんとライバル関係にあったとします。
素養も、教えてもらえるものもどちらも同じ質量だとしたら、Bさんに勝つことはできますか?
おそらく、100%勝つことはできないでしょう。
勝負事にはいろんな要因が絡みますが、それを抜きにして考えると勝率は50%。
そして、もしも隠れたところでBさんが努力しているのだとしたら、もっと下がります。
会社や上司もAさんだけを特別扱いする訳にいきません。だから平等に与えられるものって、貰えて50%までなんです。そしてその数値も、磨かなければどんどん下がっていく一方。
何を言わんとしているのか、もうお分かりですね。
そう、自分の価値は本当に自分で高めるしかないんです。
逆に言うと、忙しさにかまけて、のほほんとしている人がいたら追い越すチャンスです。その人が機会損失して取りこぼしたチャンスを、いくらでも貰いましょう。
3.相手の時間を大切にしろ。そして、相手がこちらの時間を大切にするかどうかも見極めろ
どれだけ優しくて人間味あふれる人であっても、相手の時間を大切にできない人は居ます。
こんな人が、もし身近にいるのでしたら要注意です。
- 忙しさにかまけて連絡をすっぽかす人
- 相手を振り回すだけ振り回して、なんのフォローもしない人
例えば私は前職で懇意にしていた提携業者の方がそういった営業マンに無駄に振り回されているのが凄く嫌でした。
「君のとこの営業さんも忙しいの分かってるから、敢えて言わないけど実はこんなことがあったんだよ」
とその人が教えてくれたとき、飽きれて物も言えなくなりました。
ちなみに問題を起こしたその営業さんは優しい人物でした。でも時々「悪い人じゃないんだけど・・・」と言われていたのも知っています。
「悪い人じゃないんだけど・・・」
という言葉は、相手が人間だから、尊重して温かい目で大目に見ようという考えから出る言葉です。
ですが、ビジネスでこの考えは通用しません。
ということで、自分が同じ事をやってしまっていないか襟を今一度正すと同時に、身近にそんな人が居たら警戒すべきです。
これが出来ている人と出来ていない人で、売上額も粗利率も大きく隔たりが生まれます。歯に衣着せぬ表現を使うと相手の時間を大切にしない人は稼げませんし、人も離れていきます。
何故なのかをお話しますね。
イベント会社の営業職というお仕事は、タイムスケジュールのマネジメント能力が求められるからです。限られた枠の中に高い精度でやることを詰め込んで、切り盛りしていくことが必要なんです。
仕事は準備が8割だと言われて久しいですが、本当にこうしないと高い生産性のある仕事を生み出せないんです。人、物、金・・・どれをとっても欠かせない大切なものなんです。
これらの段取りがお粗末なものだったら不測の事態もトラブルも沢山起きます。
スケジュール通りにイベントが開催されなかったら、お客様は白けます。
そうすると、そのイベントの価値が下がってしまうんです。
であれば、私たちは逆に、イベントの価値を上げるプロフェッショナルとしてお客様のイベントを支えていかなければいけない。
いきなりこういったお話を聞かされると、とんでもなくシビアな世界に感じられるかもしれません。
ですが世の中に対して「そうじゃないだろう、こうだろう!」といった意思をお持ちの方にとっては仕事を通じて己を貫くことができる大きなチャンスの舞台と言えるでしょう。
そんな方々と繋がって、改めて私たちはこの共栄美装という会社を大きくしていきたいと思います。
いつもありがとうございます。