こんにちは!広報部1号です。本日は求められる人物像シリーズの第三弾「イベント屋さんでよく起こる採用後のミスマッチ」についてお送りします。その前に前回の「共栄美装でのお仕事に向いてない人の特徴」についておさらいを少々。
前回は、採用後のミスマッチを防ぐために
- 仕事は誰かが支えてくれると思ってる人
- 確認ができない人
- 自分の弱さを認められない人
は弊社にマッチしてないよ。というお話をさせていただきました。これは、割とどんな業界でも通じるであろう内容ですが、具体的に弊社の業態と照らし合わせてみてどうなのか、詳細は記事のほうをご確認ください。
なぜミスマッチは起こるのか?
そもそも面接をしているのに、どうしてミスマッチが起きてしまうのか?一般的に言われるのが、企業が求職者の方に対してアプローチをするときに会社にとって都合の良い事しか言わないので、入社後にデメリット目立ってしまい「イメージと異なる」と言われてしまうパターンです。
ということで採用後のミスマッチを防ぐためには、良いことも悪いこともしっかり吟味してもらうプロセスが必要です。本日の記事はまさにそれが目的です。
ケース1「楽しそうだから入ってしまったけど、しんどい事が多すぎる」
一番よくあるのが、キラキラしたイメージで入社してしまったというパターンです。いや、「好きこそものの上手なれ」という諺がありますので、楽しそうなのが志望動機なのはぜんぜん不純じゃないし寧ろまっとうな理由です。
ここで大切なのはその人に「楽しい」状態を自ら作り出すことが出来るかどうかです。例えば体力面。現場では当然、しんどい事も沢山で、重たい荷物を手運びしたりもします。この重さをちょっと分かりやすく説明してみましょうか。
仮にビール瓶1ケースが目の前にあるとします。持ち上げるとまあまあ重たいですよね。
これはテント用のウェイトの重たさです。それと同じ重たさの鉄塊を、テントの各脚に配置します。
それで終わるわけではありません。もし20張のテントを組み立てるんだとしたら、もし4本足のテントでも20×4=80。
80回、ビール瓶くらいの重さの物体を運搬しなきゃいけないんです。しかもこれ、養生ウェイトを手運びする場合の話であって、実際は組み立てもやってもらいます。限られた時間内で。
「え、無理だ・・・」って読んでて思った方は、今無理だと思うことでも出来るようになりたいのなら弊社のお仕事はオススメです。そういう人は楽しめます。でも「そんなこと出来て何になるの?」って思った人にはオススメしません。
・・・と、突っぱねるだけならカンタンなので敢えてここで言わせていただきます。何になるのかを。
成長とは「負荷に耐えて価値を相手に提供する能力が増えること」です。たいていの人が音を上げてしまうようなことを平然とこなせるようになったら、その人は頼もしいと思いませんか?思いますよね。
しんどいと感じる事の多寡は人それぞれですが、やっぱり出来るようになったら楽しいし、お客さんだった頃はまた違った面白みも加わります。イベント会社の仕事って、そういう良さもあるんです。
ケース2「和気藹々としてると思ったら周りがピリピリしてて精神的にきつい」
事務所ではさすがに抑えてもらっていますが、人は真剣度が高まるとピリピリします。弊社は絶対に失敗できないイベントの場をお客様から任されています。
もし段取りが遅れそうなら、怒られることもしばしばあります。
「そんなことしてたら気持ち良くやりとりできないじゃない?」
こう思われるのも無理はありません。ですが仮に、あなたが複数人の乗員がいる船のオールの漕ぎ手だったとして・・・あと数mでそのボートは滝から転落するんだとしたら、悠長にしていられませんよね?
もし何をしていいかわからずマゴついているんだとしても、現場の長は声を荒らげてこう言います。
何やってんだお前早く漕げやコラ!!!!
目の前に滝が迫ってるんだとしたら、全力で漕ぎますよね。それと同じです。「言い方考えてよ・・・」なんて事いって不服申し立てをしていたら船は転落してしまいます。
実際の現場でも、ここには書けないくらい乱暴な言葉で言われることもあります。
イベントの現場もこれと同じ。しかも状況に応じた臨機応変な対応が目の前で求められるので、最終的には丸腰の力と精神力が重要になってくるんです。
もちろん、弊社はきちんとイベントが成功できるよう余裕をもったマネジメントを可能な限り心がけておりますが、組織の成長フェーズとしてはまだまだ成長期で、成熟には至っておりません。クライアントから仕様変更があればそれに付き合って、それで余裕がなくなってくるなんて事も珍しくないのです。
今は眼の前のことを1つ1つクリアしながら仕組み作りを同時並行でやっている状態なのでその事をご理解いただければと思います。
ケース3「企画よりも施工のお仕事が多かった」
これはケース1とよく似ているんですが、クライアントにイベントのアイデアを提案するプロポーザル方式の営業スタイルをイメージする方も居ます。年数が立てばそんな案件もこなしていただく事もあるでしょう。ただ、最初はやはり上司から仕事を貰って、地道な作業をお任せしています。
内容的には物品の運搬だったりイベント会場の舞台の足場を作ったりテントを立てたり、肉体労働の繰り返しです。この単純作業でたくさん汗を流すお仕事ばかりで、イメージしている企画のお仕事がぜんぜん出来ない!・・・になると、やはりやってる意義も見いだせなくなってしまいますから、先に当記事でお話させていただきました。
まとめ
本日はイベント会社でよく起きる「採用後のミスマッチ」について具体例をご紹介させていただきました。
- 楽しそうだから入ってしまったけど、しんどい事が多すぎる
- 周りがピリピリしているのが精神的にきつい
- 企画よりも施工のお仕事が多かった
もちろん人は失敗や挫折を経て成長していく生き物ですから、仮にミスマッチを起こしたのだとしても後から別業種に転職したりして生きてくることはあるでしょう。ですが貴方の人生の時間は有限です。かけがえのない時間を不意にしたくないのであれば、上記1~3に耐えられなさそうだと思うようでしたらアイキャッチ画像のように「いますぐ逃げて!」ください。
かなり赤裸々で辛辣な記事ではありますが、それでも乗り越えた人には最高に面白いお仕事が待っています。昨日営業職の難易度についてお話しましたが、参入障壁は高ければ高いほど乗り越えたときに強力な武器に変わるものですし、それに弊社のお仕事は、本当にイベントのことが大好きで、みんなが幸せになる場を支えたいって心の底から思える人で、それに耐えうる自分づくりをしていける人にピッタリなお仕事です。