皆様は「フォールス・エコノミー」という言葉をご存知でしょうか。私は最近知ったのですが、この言葉は何ら難しいことではありません。・・・というのも、実に皆様にとって身近なところで日常的に起きている現象を指す言葉なので、すぐに理解が出来るからです。
これは、人や企業がお金を出費することをおさえた結果、かえって時間やお金を損してしまう結果を招いてしまう現象を指します。
例えば、中古車を買ったとします。最初の出費は新車を買うよりも当然安いわけですが、いざ運転し始めてみたら数回の運転でエンジンがかからなかったりトラブルが重なり、修理費用額を合計すると新品を買ったほうが結局トータル的には安い出費になってしまったなんて話はどこでも聞きますよね。
また、エアコン代を節約して冷房をなかなか付けず、熱中症で倒れて病院に緊急搬送され、結果、医療費が高くついてしまったり、本日お話しようとしているデバイス環境も、安いPCを業務用PCにしてしまったせいで中々画面が次に進んでくれずに仕事にならなくなってしまったり。
早い話が「安物買いの銭失い」ということですね。
仕事にはプロフェッショナルの為のツールを
こう書くと、もしかしたら構えてしまう方もいるかもしれません。プロフェッショナルと聞くと、なんとなく「使いこなすことが難しそう」「息が詰まりそう」といった具合にハードルが高く感じられるからです。
ですが実際は、その真逆なんです。例えば、こちらの画像をご覧ください。
弊社の営業マンは全員、2画面でパソコンを操作しています。左側の画面で調べごとをしながら、右側の画面でエクセルを編集する・・・といったことが可能です。
画面が広いということは机が広い事と同じ。沢山のモノが置けるから、事あるごとに出したりしまったりする必要がなくなるんです。
出しっぱなしにできるということは、情報をすぐに視認できるということです。もしも頻繁にウィンドウを最小化したり最大化していると手間がかかりますし、もしかしたら重要な情報を見落としてしまうかもしれません。もしもそれを「面倒くさい」と思ってしまうようであれば、ビジネスにおいては黄信号です。
目的は、作業時間を上げてミスとタイムロスを無くすこと
人的ミスの温床は、極力減らさないと高い生産性で仕事をすることはできません。
マシンスペックについても「仕事でするならこの水準を満たしたものでないと・・・」と考えながら選んでいます。パソコンには「法人向け」「家庭向け」の差があります。
家でたっぷり時間のある方が動画を見たりネットサーフィンをしたり、プライベートを楽しむための機種はビジネスにはそぐわないのです。
ここで「安ければなんでもいい」といって出費をおさえて家庭向けのPCを渡してしまうと、その営業マンは結局「なかなか次に進んでくれない」と不満そうに椅子にもたれて腕組みをしたり、席を立って休憩に行ったり別の作業を始めたり、時間をずらして作業をする事になります。というか、そもそも「会社のPCは、使うのが嫌」になってしまいます。
誰でも結果が出せる仕組みじゃなきゃ意味がない
もしもロースペックで画面の狭いPCでも、上手に時間をやりくりして隙間時間を埋めることで結果を出す人は一定数いるでしょう。ですが、全員がそれと同じ水準で仕事ができるでしょうか?
・・・必ず差は生まれるものです。
「あの人は器用だから仕事が早い」
「あの人は鈍臭いから仕事が遅い」
こんな風に差が生まれて、結果が出せないのを鈍臭い人のせいにしてしまうことは、私たちが目指す企業の姿ではありません。
むしろ、これまで自分を鈍臭いやつだと思い込んできたひとが結果を積み重ねることで自信を持ち、新しいことが出来るようになったり、それでいつの間にか皆から頼られるようになる・・・。
そんな状態を作ってこそ、真に「「共存共栄」…ともに助け合って生存し、ともに栄えること」が実現できていると言えるのではないでしょうか。
もしかしたら、次の成功体験を掴むのはこの記事を読んでいるあなたかもしれません。
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