WEBサイトを運営していると時々「Wordpressでやっているの?」という質問を頂くことがあります。
私はよく「そうですよ」と答えるのですが同時に「それだけじゃないんだけどな…」と思うことがあります。
ひとつの作品を見て、産地や原料が気になるというのはその方に多少なりとも作り手の視点があるからです。
でないと、普通の人からしたらWEBサイトを見て、それがWordPressであれEC-CubeであれMovable Typeであれ、あるいは静的リソースのWEBサイトであれ、そこは「WEBサイト」なのです。
今挙げたように様々なプラットフォームがあるのは、何もWEBデザイナーやエンジニアに限らず、どの業界でも共通する事ですよね。
同じ作り手として、きちんと伝えたいなと思ったので今回は、表題のとおり「それだけじゃありません」の部分をガッツリと回答していこうと思います。
どんな具合に「それだけじゃない」のか?
結論からお話します。
私は「普通と呼ばれる技術」を組み合わせつつ、信頼の出来る営業スタッフと共にWordPressサイトへカスタマイズを繰り返しました。
普通と呼ばれる技術とは?
まとめるとこんな感じです。
プログラミングスキル | HTML/CSS/JavaScript/PHP |
画像編集スキル | Photoshop、他 |
プラットフォーム | WordPress+プラグイン |
これに加えて、1つの機能を実装させるには幾つかの検討事項をもとに実装していっています。
検討事項とは?
例えば…
- どれだけの手作業が必要になるのか?
- デザイン4大原則に則った反映が出来ているのか?
- ヒューマンエラー(手作業でやるからこそ起こるミス)の発生のしやすさは?
- 他のスタッフも同じように更新していけるのか?(ラーニングカーブの勾配はどうか?)
これらを検討し、採算が合うのかどうかを考えながら経験則も踏まえて問題解決をしていっています。
こう書いてしまうと「それは自分たちの事情じゃないか?」と思われた方も居るかもしれません。
ですが実際はその逆で、お客様にストレスを感じさせず情報をお届けすることがWEBサイトを構築する主目的です。
それを実現するためには、リソースをロスなく無駄なく回していく必要があるのです。
決して精神論だけで出来る事ではありません。
技術を使ってどんな事をしているのか?
直近では、このような反映を行いました。料理で言うと「味付け」に相当します。
これらのボタンは商品詳細のすぐ下にありますが、Wordpressの「カスタムフィールド」という機能で実装しています。プログラム言語で言うと「もしも情報登録されていたら出力しなさい」という内容で、PHP言語で記述しています。
このスクロールバーの変更については、CSSで実装しています。実はこれはWordPressでなくても実装出来てしまう事だったりします。
TOPページにあるこれらの5つのブロックが「ふわっ」「ふわっ」と上がってくる機能はJavaScriptとCSSで実装しています。画面位置がスクロールしていって、ある一定位置に達したらこれが動作するように仕掛けを作っています。
弊社ではレンタル用品一覧ページをこのように、その場で絞り込みができるようにしています。そしてスマホユーザー向けに、平仮名でも引っかかるように設計しています。
また。表示切り替えボタンもありますが、これらもJavaScriptとCSSを組み合わせて実装しています。
これらはWordPressをインストール出来るというだけの人では出来ない技術によるものです。
もちろんプラグインを使えばもっと簡単に実装できるかもしれません。
同じチャーハンを作るのでも、自分で具材や調味料を揃えるパターンと「チャーハンの素」を使うパターンがありますが、それと似ていますね。
普通と呼ばれるもの同士で掛け算をしていけば唯一無二のものが生まれる
ある作品を分解していけば、原料にたどり着きます。弊社WEBサイトの場合はWordPress+幾つかの普通と呼ばれる技術です。
ですが、決して「これさえあれば誰でも簡単にできる」というものではありません。
共存共栄とは「ともに助け合って生存し、ともに栄えること」と弊社の会社概要にありますが、決して仲良しこよしで手を取り合ってナアナアな間柄で居続けることではありません。
相手の成長を支え合って活躍出来る場所を作り合う。
そうして組織は大きくなっていくものだと考えているので、これからも私は技術者としてもいち共存共栄のスタッフとしても成長を続けて参ります。
皆様へお届けする情報のバラエティもますます増えていきますので楽しみにしていてください。