2025年4月11日、私たち共栄美装は公式専門サイト「maker」系列の専門WEBサイトのロゴをこのたびリデザインいたしました。
当サイトが弊社のイベントサービスを包括的に情報発信するのに対し「maker」は2021年7月に立ち上げた、職人たちの専門性に特化したWebプロジェクトです。
各分野のプロフェッショナルが自らの強みを最大限に活かすための、独自ブランドでもあります。
この「maker」という名称には、「生産者(maker)」ではなく、“想いをカタチにする”作り手という意味合いを込めています。
よろしければ、発足時の記事もご参照ください
新旧でのロゴの違い
旧デザインについて
以前のロゴは、黒の単色+ワンポイントによるシンプルでフラットなシルエットデザイン。重厚感と直線的なラインを意識し、「プロフェッショナルさ」と「統一感」を重視して制作しました。
ステージ | 赤みがかったオレンジの蹴込み布 |
テント | 緑の妻幕 |
セレモニー | 紫のリボン |
新デザインについて
信頼性と連続性を大切にする為に、私たちは大きく配色や要素までは変更せずにさらにブラッシュアップする方法を模索しました。
旧ロゴには「不揃い感」や「やや近寄りがたい印象」、また「枠の多さによる無骨さ」などの課題がありました。
これらを補いつつ、良いところは活かしたロゴにする方法はないか社内で投げかけてみたところ「アイソメ図にしては?」と意見が出ました。

アイソメトリック図(略称:アイソメ図)とは
立体を斜め上から見た図法であり、間口・奥行き・高さの3方向を等しい角度で描くことから「等角投影図」とも呼ばれます。
私たちは業態上、箱型の立体を作ることがとても多く、それらの集合体が、やがてイベント会場となり、セレモニーの場となっていきます。
そういったリアルな作り手視点をロゴにも反映するべく、立体化=アイソメ図というアプローチがぴったりだと感じました。
これまでシルエットのみだったロゴを立体的にすることで「イメージの湧きやすさ」の問題はクリアされガイド線に従って製図することで「統一感」の問題もクリアされました。
makerのテキストは誇張させすぎず、可読性を損なわない程度の明暗差に調整しています。
ロゴにおける主役は、あくまでアイコン化されたステージやテント、そしてセレモニーです。
もっと言うと、私たちが本当に作りたいのはイベント・セレモニーの為のツールで出来ることなんです。

イベントには形がない。だけど形にする
しばしばイベントには形がないと言われます。
実際、無数の形があるからこそ一言で表現しづらいのですが、それが逆にお客様のイメージを難しくしてしまう一因でもあります。
私たちがWEBサイトで実績を積極的に発信するのは、そんな“形のないイベント”を、少しでもお客様がイメージできるようにするため。
ただ単にご要望を聞くだけでなく、過去の事例やプラン、アイテムなどを通して、想像を共有していきたいと考えています。
具体(=アイコン)と抽象(=ビジョン)を行き来しながら、一生に一度のかけがえのない瞬間を、共にカタチにしていく。
その第一歩として、これからも「maker」プロジェクトを大切に育てて参ります。