WEBサイトについて あなたは大丈夫?ついやっちゃう現場写真撮影あるある

◯◯くん、現場写真撮影してきたのであとでWEBサイトに掲載してくれる?

あ、ありがとうございます!どんな写真ですか?

現場で会議用テーブルを取ってきました♪

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああhhh

ちょっとブレちゃったけどPhotoshopがあれば大丈夫っしょ?

頑張ります・・・
(ちくしょう転職だ!!)

読んでいて苦笑いをした皆さん、こんにちは。広報部1号です。苦笑いをしつつ思ったかもしれないことを1つだけ代弁させてください。

Photoshopは何でもかんでも出来る全知全能のツールではありません。

もちろん、無いよりあるにこした事はないですし使えないよりも使えるにこした事はありません。
Photoshopというツールは歴史も長く、手ブレ補正や逆光補正も一応できます。現在でも尚成長をし続けています。最近はAIを駆使した画像編集機能が搭載されてきて「こんな事が出来るのか!」と驚かされることもしばしばあります。

それでも、写真って撮影する側の技術が画質に大きく影響するツールなんです。
じゃなきゃ何十万何百万もする高額な本気のカメラなんてありませんし、スマホを販売してる会社も搭載するカメラの性能を追求なんてしないでしょう。

Photoshopに出来ることは、それによる成果物を補うこと。補う事にだって工数は発生しますから「大丈夫っしょ?」なんてあまり軽々しく言わないほうが良いことが本日の記事の冒頭で伝わったのではないでしょうか。

さて、前置きはここまでにして上記写真・・・何がいけないのでしょうか?一言で言ってしまえば「そのまま使えない」写真になってしまっていることです。

1.解像度が不十分

当たり前の事ですが、画像を構成するピクセルの数は少ないよりも多いほうがくっきりと映ります。

2.縦長写真である

縦長写真はWEBサイトではあまり使いません。今でこそスマホでX(Twitter)やTiktokやYoutubeショート、Instagramなどの媒体がメインで使われていて、縦長の写真も随分と増えてきましたがパソコンは未だに横長です。横長い画面にうち、縦長い写真やコンテンツがあれば、縦幅をかなり取ってしまいます。

世間で使われているプロジェクター用の映写幕も横長が殆どです。上記例の場合は「どんな風に撮影してきた画像を掲載させるのか」が特にイメージ出来ていないのです。

そしてこれは1とも重なることではありますが、縦長い写真の中から横長写真をトリミング(切り抜き)した場合、ピクセル数はさらに少なくなります。

3.手ブレしている

シャッターが動いてから閉じるまで、カメラが動くとよくこういう現象が起きます。よくぼけた写真をシャープにしている例は見かけるのですが、妙にくっきりしすぎてかえって不自然な仕上がりになってしまった写真も見かけるので、やはり手ブレ補正は一筋縄ではいかないのでしょう。

さらに、スマホからだと画面が小さいので手ブレに気づきにくいといったケースもよくあります。きちんとズームアップして確認しなければいけません。

4.メインの被写体が見切れている

やむを得ない事情はあるのかもしれませんが、そうでない限りはメインの被写体がすべて見える写真も欲しいところです。上記写真の場合だと、机の天板も脚部も半分くらいしか見えていません。

無くても書き足せばどうにかなることはあります。ですが、やっているとかなりの工数がかかってしまうことは想像に難くありませんよね?

ここまでは上記写真の問題点です、ここからは、他にもよくある写真あるあるです。

5.個人情報の映り込み

  • 人の顔
  • 表札
  • ナンバープレート
  • 看板など

これらの個人情報は、ぼかし等をかけて消すようにしています。イベント会場は多くの方が入場するので、致し方ない要素が多いです。

6.影が被写体に触れてしまう

電柱や建物などの影が被写体に触れてしまうこともよくあります。完全に触れるか触れないかだと編集もまだラクで良いのですが、最悪なのは鉄柵など複数の影が縞模様になって被写体に入り込むことです。

7.人や荷物が被写体の前にある

一旦荷物をどかすか、人に退けてほしいところですが、これも現場のタイトなスケジュールだと中々厳しいのかもしれません。周囲の景色が複雑でないなら、Photoshopで素早く隠すことが可能です。

逆に、あまり目立ちませんが雨天時に雨粒が映り込んでしまったら大量にあるものなので消すことは困難です。

8.強風で被写体が本来の形をしていない

柔らかいものほど、風に煽られると形を変えてしまいます。例えば・・・

  • テントの横幕や天幕
  • ステージのスカート
  • テーブルクロス
  • テープカット式のリボン

などです。

9.アングルが一方方向からのみ

写真のアングルが一方方向からだけだと、いまいちどんなものなのか良くわからないことがあります。例えば椅子の写真を下に並べてみますが・・・

もしも正面のみだと、側面見た時にどんな感じなのかイメージはあまりつかないでしょう。

まとめ

本日は、現場の人がついついやっちゃう写真あるあるについてまとめてみました。誰も悪気があってやっている訳ではないので、本体こういった記事を書くことは重箱の隅をつつくようで実は心がなかなかに痛むことでもあります。

なので、デザイナーの皆様はせっかく現場で汗を流しているスタッフが協力してくれている訳ですから、感謝を伝えつつ伝えるべきフィードバックはしっかりと伝えていきましょう。それも異なる部署同士の共存共栄のあり方だと思います。

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この記事を書いた人

広報部1号 広報部1号

WEBサイトを使ったプロモーション活動を主に担当するデザイナー。主に人事、人材育成に力を入れています。好物はレモンサワーとホルモン焼き。

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