WEBサイトについて サイト内検索の仕組み

皆様は、サイト内検索を使ったことがあるでしょうか。仮に企業サイトで使ったことが無くても、Amazonや楽天といったショッピングモール型サービスで目的の商品を探すために欲しいものを探した経験のある人は大勢いらっしゃる事でしょう。

一般的なサイト内検索の方法

一般的なサイト内検索は、こういったプロセスを踏むものが多いです。

1.キーワードを入力して決定

2.検索結果ページに遷移

3.目的のページへ遷移

上記の流れでは・・・

  1. キーワードを検索ボックスに入れて検索ボタン(虫眼鏡アイコン)を押す、または[Enter]キーで決定
  2. 検索結果ページに遷移します。
    URLは下記の通りです。URLの末尾に「パイプ椅子」とありますが、これは「検索クエリ」と言って、ユーザーが実際に使用したキーワードもしくはキーワードの組み合わせのことを言います。
    https://www.kyoei-bisou.co.jp/?s=パイプ椅子

    このクエリつきURLのついた検索結果ページにて、ユーザーが求めているものに対してサーバーが結果を出力しています。
  3. 目的地のページに遷移します。URLは下記の通りです。
    https://www.kyoei-bisou.co.jp/item/rental/chair/pipechair/
参考:クエリつきURLの一例

上記の例では、2回のページ遷移を行いました。ちなみに、このクエリつきURLですが、手作業でアドレス欄の文字列を変更するだけで別の検索結果を得ることが出来ます。下記の例では、パイプ椅子検索結果ページからアドレスバーの中身を書き換えてテントの検索結果ページに移動をしました。

弊社ではプラットフォームにWordpressというシステムを採用しており、その場合は検索結果ページは一般的にこんなURL構造になります。

https://[ドメイン]/?s=[検索クエリ]

この仕組みが分かっていれば、仮に弊社以外のWordpressサイトがあるとして、検索ボックスがなかったとしても、アドレスバーのクエリ箇所を書き換えてサイト内検索が出来てしまいます。

上記はあくまで一例で、WordPress以外の別のプラットフォームを使用している場合はサイト内検索ができない事があります。その場合はクエリつきURLの文字の並びが違ったり、そもそもクエリがアドレスバーに現れないこともあります。

そもそも、サイト内検索そのものをプログラムとして実装していないことだってあります。

ではそんな時はどうすれば良いでしょうか?もしかしたらGoogle検索を使えば解決できるかもしれません。

Googleを使ったサイト内検索の方法

サイト内のページがGoogleに沢山インデックスされている場合は、そこからドメインを指定すればサイト内検索としても機能します。やり方は簡単です。

1.Googleの検索ボックスの文頭に下記のようにsite:をつけてください。

2.次に探したい検索キーワードを追加します。

下記の例では以下のように検索を行いました。出力結果には弊社のページしか出てきていません。

URL:パイプ椅子(ここにスペース)site:https://www.kyoei-bisou.co.jp/

長かったので割愛しますが、URLの中にまた「クエリ」が入っているのがわかると思います。

このGoogle検索を使ったサイト内検索も一般的で、イベント会社の中にはWEBサイト内に検索ボックスを設置している会社さんも多いのですが、幾つか問題点があるのでそこを解説します。

  1. 外観が大きく変わってしまい、URLもGoogleのものに変わる。別サイトに飛んでしまうため、ユーザーが混乱してしまう※
  2. 稀に広告が現れることがある
  3. 検索結果が曖昧なことがある(逆に、曖昧だからこそたどり着けるページもある)
  4. インデックス化されているページでないと検索結果に出力されない

※1については、外観を大きく変更せずに検索結果の出力先をサイト内でポップアップしたり、任意指定した別ページのコンテンツ内に出力する方法もあります。

上記4つの問題点から、弊社では1つ目に紹介した検索方法を選びました。

+サジェスト(提案)機能を使う

弊社の検索ボックスにはPC限定でサジェスト機能が実装されています。サジェスト機能とはこのように、検索結果ページを介さず、その場で入力された単語に基づいて候補を出してくれる機能です。これを使うとページ遷移が2回から1回になり、素早く目的地に到達できます。

+表示されているものの中から絞り込みを行う

これは弊社のレンタルページのみに実装されている機能なのですが、沢山あるジャンルのレンタルカテゴリを絞り込むための検索機能です。

厳密にはデータベースにアクセスしている訳ではなく、該当しなかったものを「非表示」にして見えないようにしているだけなので上記のような検索ではありません。メリットとしては、ページ遷移したり新たに読み込むものがないのでエネルギーをあまり使わずに目的を見いだせます。動作速度もかなり早いです。

まとめ

沢山ある情報の中から目的地まで、いかに素早くラクに到達するか?これは導線設計をしつつWEBサイトを設計するデザイナーの永遠の課題でしょう。

方法は様々ですが、中には専門職の方ではなくても応用できるものもあります。例えば気になるサイトのキーワードごとの検索結果をウォッチしたい時にブックマークのURLのクエリ箇所をいじったり。

本日の記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

広報部1号 広報部1号

WEBサイトを使ったプロモーション活動を主に担当するデザイナー。主に人事、人材育成に力を入れています。好物はレモンサワーとホルモン焼き。

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