デザイナーの業界で、ごく最近CIとVIという単語が流行っております。それぞれ
CI:コーポレートアイデンティティという親要素があり、それを構成する子要素である
- MI:ミッション・アイデンティティ(理念の統一)
- BI:ビヘイビア・アイデンティティ(行動の統一)
- VI:ビジュアル・アイデンティティ(視覚の統一)
となる訳ですが、最後のVIに関するお話を上記要素と絡めてお話をさせていただきますね。
なぜこの配色にしているのか?
メインカラー(紺色)の理由
弊社のトラックには同じ色のDISPLAY KYOEIという文字が印字してあったり、当WEBサイトもこの色のロゴやナビゲーションを使っています。名刺もこの紺色が使われています。こういった落ち着いた配色には信頼性を表現する力があります。
私たちにとってこの色は、半世紀以上戦って築き続けてきたブランドです。
共栄美装には創業当初から、確かな技術力を積み上げ続けてきたベテランスタッフが居ます。経験豊富なスタッフも多数在籍するプロフェッショナル集団として多くのファンから支持されています。
アクセントカラー(オレンジ色)の理由
基本的には紺色でナビゲーションをしていますが「行動を促す」「注意を引く」という目的がある場合はこのよく目立つオレンジ色をアクセントカラーとしています。
私たちは、若いスタッフが活躍しているベンチャー企業でもあります。老舗でありながら、使用しているシステムはモダンなものを採用しています。
両者は相反するもの
たとえば年輩の人間と若い人間も考え方が全く違いますので、衝突する例は枚挙に暇がありませんよね。技術とデザインの世界も、時に相反するものです。手続きを簡略化すれば、時にそれは横着となり信頼性を失います。
でも正反対なものって、無いところを補い合うことも出来るんです。
たとえば昔のPCは真っ黒な画面にひたすらコマンド入力をして、文字列が流れていくだけの端末でした。そこにデザインの力が加わると、ボタンを押したりウィンドウをマウスで動かしたりすることでコマンド入力をしなくても動画を見たり文書作成や表計算、プレゼン資料が作れて、動画を見たりゲームもできる「誰でも使える端末」へと進化して一般層に受け入れられました。
これは技術にデザインの力が加わらなければ実現できなかった事です。
若くて体力充実しているパワフルなスタッフも、プロの知見からアドバイスができるベテランディレクターの力やデザイナーの力が無ければ大きな仕事をこなす事はできません。
相反するし衝突もする存在同士は、だからこそ共存共栄する意義があるんです。
まとめ
本日は弊社のCI(コーポレートアイデンティティ)を構成する、VI(ビジュアル・アイデンティティ)についてお話しました。ただ単に見栄えの良さを追求したのではなく、きちんと意味的にデザインとレイアウトを組んでブランド構築を進めていっておりますので、面白いなと思っていただければ幸いです。