共栄美装広報部です。
弊社は最近よくオクタノルムパネルを前面に押し出しており、先日は社内研修にてその素晴らしさを実感してきました。
その一方で、木工造作のお仕事も多くご依頼いただいています。
私たちは、通常の展示用パネルやオクタノルムパネルだけでは拾いきれないニーズを、木工造作でキャッチ出来るのが強みです。
既製品だと、どんな場合に拾いきれないのか?
オクタノルムパネルは柔軟性の高い商品です。
ポールには8箇所もパネルやビームを取り付けることが出来るし、その長さも豊富です。
カーブを描いたパネルもあり、S字型に取り付けたり、カッティングシートを取り付けることも出来ます。
アイデア次第で様々な組み合わせの展示方法が出来るので、弊社でご利用くださっている中でも人気度の高い商品です。
だから、たいていの展示会の現場は、このオクタノルムパネルで出来てしまいます。
ですが、以下の写真をご覧ください。
パネルが、途中で切れています。
こんな板は既製品ではまず無いでしょう。これは木工職人が会場の形に応じてカットした後なのです。
次にこちらの写真をご覧ください。
パネル同士の継ぎ目が、あまり目立ちません。
さらにこちらをご覧ください。
継ぎ目はさらに目立ちません。継ぎ目になる部分に表具紙を張り込むことで、目隠しをして仕上げています。
これが普通のイージーパネルだと、パネル同士の継ぎ目はハッキリ見えてしまいます。
オクタノルムパネルの場合は、柱のスリットに差し込む形なのですがやはりどうしても使っていないスリットの部分が見えてしまいます。
つまり、わかる人が見たら「あ、あれオクタで組んだな」「イージーパネルで組んだな」といった具合に、使っているテンプレートの種類がわかってしまうのです。
もちろん業界の人でない普通の方が見たら、そんなことはまず気にならないでしょう。
ですが出展者様の立場になると、話は全然変わってきます。
- 何mまでスペースを取れるのか?
- そのブースは会場内のどの位置にあるのか?
- 展示品の価値を最大限に引き出すためにはどんな景観にしたらいいのか?
- これらのニーズをすべて満たそうと思ったら、どれだけ予算があればいいのか?
検討すべき事は沢山あります。
ひとつ参考までに。
コマーシャルのようになってしまいますが、共栄美装は外部の木工屋さんに依頼しているのではなく自社内にこんな設備がありますので、その分の手数料を抑えつつお客様へ木工造作したパネルや什器をお届け出来ます!
決まった型(テンプレート)で出来るブースにも、かなりの種類が増えてきました。
オクタノルムパネルをはじめとした既製品を組み合わせて展示会場を作れば、簡単に本格的な空間が作れます。
ですが、型は型でしかなく、出来ることは出来合いのものを組み合わせるまでです。
既製品とオーダーメイド、どちらも取り扱いながら多くの現場を支えてきた私たちは、その良し悪しを熟知しています。
私たちは、お客様の最適な選択をお手伝いするパートナーです。
予算を切り詰めるだけがすべてではないし、時間と手間をかけさえすれば良いものが出来る訳でもありません。
あなたにとって最適な選択肢とは、何でしょうか。
そこから出来た展示会場の見晴らしは、本当にベストなものでしょうか?
この答えをクライアントの皆様と共に模索することが出来れば本懐だと私たちは考えています。
なぜなら、共栄美装はもの創りを通して「共存共栄」するすべての皆様の夢の実現に向けて進化し続ける企業だからです。
最後になりますが、百聞は一見に如かずという諺の通り、木工で手掛けたブース写真を何枚かお届けします。
ご参考までにどうぞ