共栄美装広報部2号です。本日も私達イベント業界で使用されるアイテムについてお話していきたいと思います。
本日ご紹介するのは、「イントレ」です!
そうです!2号がこよなく愛するイベントアイテムの1つです。
それではこれを読むとあなたもイントレマニアの1人になれる記事を書いていきます。
① イントレって何?
まずはイントレって何?という始めの疑問からのお話になります。
簡単にいうと、「足場」です。
ですが、建築などでは殆ど使われることのないもので、由来は「イントレランス」という映画撮影時の撮影機材として使われていた事から、「イントレ」という愛称で呼ばれることになりました。
この映画の公開は1916年ということもあり、古くから使用されているのが分かりますね。
撮影機材として使用する際は、車輪を着けて移動するなどの方法も取られ、私達も色々なイベントや施工方法によって使い分けています。
② どんなサイズがあるの?
先程写真にてご紹介したものが、一般的に使われることの多いA2イントレと呼ばれるものです。
サイズは約1500×1500×1800mmで、他にA4(1500×1000×1800mm)やA5(1500×600×1800mm) などがあり、高さの調整などでも使用します。
またインチサイズ(海外基準)とメーターサイズ(日本基準)という2種類が存在し、メーカーが違うと併用できない場合もあるのでご注意ください。
少し豆知識ですが海外発祥の物のため、一般的なものはインチサイズ (海外基準) が多く、流通しているものも殆どインチサイズです。
インチサイズは広いスパンが芯々で1829mmで、メーターサイズの場合は芯々で1800mm丁度です。
共栄美装ではステージバックイントレとしても使用するため、単管養生をした際の安全面や、日本基準のパネルや平台を併用した際のはみ出しなどがなく綺麗なメーターサイズを起用しています。
③実際の使用方法
③-1 ローリングタワーとしての使用
映画 「イントレランス」 で使用されていた当時の方法を私達も使用しています。
100年前から方法が変わっていないのは本当にすごいですよね!
現在でも照明や撮影など様々な場面で使用します。
また施工時の高所作業でも使用することがあり、このイントレを使うか脚立を使うかで施工時間が本当に半分になります。
③-2 看板設置
看板設置の土台にも使用することがあり、特に横幅が1800mm以上の大型看板を設置する際によく使用します。
風が強い屋外では本当に助かる事も多く、ウエイトを置いての養生も布板(アンチ)と呼ばれる床部分に置くことも出来るので、施工した床面を傷つけにくい事も利点の1つです。
③-3 棚としての利用
弊社の倉庫では、イントレで棚を作って一部物品の管理を行なっています。
組み合わせにより保管できるものを変えることの出来るため、ものすごく重宝しています。
③-4 ステージへの使用
皆さんがよく見かけるステージではこのように背面や側面に設置することでバックパネルの設置や、スピーカーや照明、映像などの演出機材の土台としての使用や屋根を付ける際の柱としての利用など様々な方面で力を発揮します。
ご紹介させて頂いた方法の他にも使い方は本当に様々です。
④ 最後に
安全面について最後にお話したいと思います。
労働安全衛生規則により5M以上(4段以上)の施工をする場合には、足場の組み立て等作業主任者をたてる必要があり、高所作業のため原則レンタルのみのお貸し出しは出来ません。
1段のみご使用とお伺いしてもそれは変わりません。
お客様に安全にイベントを楽しんでいただきたいという、弊社のポリシーからの決断になります。
ご了承のほど、宜しくお願い致します。
ということで、2号がこよなく愛するイントレのご紹介でした。