今回は、私のお話をします。。
私は、仕事柄さまざまなPCのツールを幾つも使い分けつつ業務を進めています。
それはソフトウェアであったりガジェットであったり、業務効率を向上させるためのものをあれこれ試行錯誤して今も良いツールがないか探している訳ですが・・・。
これを、何もわからない人に伝えようとしても伝わらなかったという残念な思いを、もう何度も経験してきました。
「こんなに便利なのに、これさえ使えたら時間が空くのになぜ分かってくれないんだ!」
こう思われた経験をお持ちの方は、きっと沢山いらっしゃる事と存じます。
逆に人からいろんなツールを勧められたりもする訳ですが、余裕があるときは面白いと思っても無い時は「使いこなせたら便利なんだろうけどなぁ・・・」と言ってしまっていました。そして、自分で言ってはっとしました。
まさに、人が情報を咀嚼して自分のものにするためには余裕が必要なんです。
食事で例えたら、どんなに美味しいものも、お腹がパンパンになるほどいっぱいの時は欲しくはならないものです。そんな時に口に無理やり突っ込まれようものなら、その食べ物を嫌いになってしまうことも多々あるでしょう。
ですが現実のお話をすると社会というところは厳しいものです。無理でも飲み込まなきゃいけない場面は何度か出てきます。
ここで大切なことは、無理やり飲み込むか否かではなく「そうならないように余裕を持つ」ことです。人間も生き物ですから、我慢も許容量を超えたら爆発します。
仲間や後輩たちが無理強いさせられないように然るべきマネジメントをしなければ人は離れていきますし、そうならないように努めなければいけません。
ツールを見つけたときの感動をどう伝えるか?
ここで「効率性」ではなく「感動」という表現を伝えました。
・・・というのも、かくいう自分自身も「無駄なことをしている」という自覚なく作業を進めてしまうことがたくさんありからです。
素晴らしいツールに出会ったときに「これまで掛けていた時間は何だったんだ!?」と、無駄なことをしていたことを急に自覚して悔しくなることがあります。
それは良い後悔だなと思っていて、悔しくはあるものの、他の人は多分まだ知らないであろうツールとの出会いに感動してしまいます。だから感動なんです。
また食べ物で例えてしまいますが、食わず嫌いをしていたのにキムチを食べてみたら「あ、美味しい?!」って感じです。ここで感動するからその後の動きに変化があります。
一度素晴らしさに気づいたら、それまで見向きもしなかったものなのに逆に当たり前になっちゃってしまいますから人に伝えようとしたら「なんで分かってくれないの」になってしまうんです。
もどかしいですよね。
書いていて、私も色々ともどかしい想いをした記憶が蘇ってきました。
でももう少しだけ読んでくださると、ありがたいです。
方法1:問題提起する
ツールを使うということは、効率化をしたいという事です。
もちろん業種などにもよりますが私が思う無駄な事とは、以下のとおりです。
やりたい事に対して・・・
- かかる工数が多すぎる
- 手作業のため人為的ミスの温床になってしまっている
- 手を取られてしまう
- ストレスがかかってしまう
これらは、自動化ツールを見つけることで作業時間を短くしたり、自動化することが出来ます。先日お話したAIを駆使したツールもまた、その一つです。
人間はお米を食べるにあたって、最初は殻を手で剥いていました。
それが、だんだんと回転式の脱穀機を使うようになり、様々なツールが生み出されて生産効率を上げてきました。
この進化なくしては、今の日本文化はなかったと言っても過言ではないでしょう。
会社組織でツールを導入する場合は、何をどれだけ効率化して、生産性が上がるのかを添えて提案することが大切です。
「このツール使うことになったから」と決まった事柄だけを伝えて説明を疎かにしては「なんで?」にしかなりません。
余裕がなければ、その「なんで?」にネガティブな感情も加わってしまうでしょう。
方法2:楽しそうに使う
これはイベント業をしているからこそ、本当におすすめしたい方法です。
またまた食べ物で例えてしまいますが、淡々とたこ焼きを食べてる人と「え?!うまい!!」と言いながら食べている人がいるとします。
どちらのリアクションのほうが美味しそうか聞かれると、確実に後者でしょう。
そのたこ焼きがなぜ美味しいのか?(素材や焼き方、味付けなど)が深堀りされていくのは、その後の話です。
方法3:語り部を増やす
これが一番肝心だったりします。
特に、大きな組織であればあるほど、疎かにしてはいけないことです。
方法2でお話した「え?!うまい!!」と言いながら食べてる人、たくさん居るほうがそのたこ焼きの美味しさは沢山の人に届きますよね。
最後に
それでも伝わらない人は必ずいます。
何故なら、世の中にはいるからです。「たこ焼きを見たことも食べたこともない人」が。
どんな味のどんな料理なのかも分からないわけですから、人は普通は手をつけないものです。
それに、ツールを導入するにしても、無駄なことをしている事に気づけるかどうかには、個人差があります。
コツを掴むまで、
自動車を運転していて、ミッション車のクラッチの力加減がわからない人はわかりません。鉄棒で逆上がりができない人は出来ません。
でも、最後まで理解しようという姿勢を持っている限り可能性はゼロではありません。
・・・何を隠そう、↑は私のことです。
あまり信じて貰えませんが、かなり鈍くさくて、人の言ってることの意味が何度言われても理解できない不器用な奴でした。だからこそ、諦めない人の力になりたいな、そう思って今回の記事を書きました。
最後まで諦めない人と一緒に、私は共存共栄したいと思っております。
いつもありがとうございます。