どうも、共栄美装広報部1号です。
気がついたら、もう12月中旬ですね。実は私は2月1日から勤め始めたので、それを考えるともうあとちょっとで1年になります。
時々、知り合いから「どこでそんな知識勉強してたの?」「どこか専門学校行ってたの?」といった具合に、聞かれるので、本日は「どこでスキルアップしているのか?」についてお話していきます。
この記事を通して、僭越ながら、どんな人が共栄美装という会社のWEBサイトを支えているのかを知っていただけたら嬉しいです。
本題に入る前に一つだけ但し書きをさせてください。
今日は、敢えてつらつらと文章を打っていきます。いつものようにキビキビとした歯切れの良いロジカルな文体ではありません。なぜなら、この方が感情が伝わりやすいと思うからです。
さて、結論から申し上げると私はどこかの専門学校に居た訳ではありません。
教育機関で受けた授業といえば、大学の4回生の時にちょっとだけ学校のWindowsXPが入ってたパソコンでHTMLとCSSを勉強していたくらいです。
テキストエディターはTeraPad。ブラウザはNetScapeNavigatorです。
その頃はまだPhotoshopやIllustratorというソフトについてさえよく分かっていませんでした。
これくらいなら「ああ、大学の授業でやったことあるよ」くらいの感想を抱く方もいるかもしれません。教育機関で受けた学びはこれくらいです。多分、ちょっと学校でかじるくらいの勉強をしただけでWEBデザイナーになろうとした人はひと握りくらいしか居ないと思います。
私も、あくまで教養として得ただけでまさか仕事に結びつくとは思わず、覚えたことにフタをして最初は別の仕事を初めました。
しかし、なぜかずっと「この業界って面白いな」と思っていました。
それはWEBサイトが、自分のお城みたいなものだからなんです。
秘密基地を作って遊んだ経験がある方は、きっとその時ワクワクしていたと思うんです。
大人でも、新しい家に引っ越してきた時はワクワクする人は大勢いますよね。
どんな家具をどの位置に置こうかな、色は何色が合っているんだろう?材質はどんなものが長持ちするのかな?肌触りがいいのかな?
こんな風に、検討することが沢山あると、良い意味で迷いますよね。
なぜならこれって、決して「間に合わせ」でやるような作業じゃないからなんです。
WEBサイトを構成する要素も同じです。いろんな様式があって、いろんなカラーがある。
このワクワク感をいつまでも忘れなかったことが、自分にとっては一番大きな財産です。
次に、二番目に大きな財産についてお話します。
それは、同じ作品を見てくれる仲間の存在です。
仲間と書くと「同僚のこと?」と思われる方がほとんどだと思います。
ですが、もっと仲間が沢山いるんです。
オンラインで繋がった、沢山の仲間が。
彼らの存在は同好の士と読んで良いかもしれません。
たとえばTwitterで繋がった人たちの中には、デザインに関するコミュニティの運営主や、プログラミングに関するSNSの運営主が居たりします。
WEBサイトのアクセシビリティについて研究している企業にお勤めの方とも繋がっています。
これは、私個人が、この業界のことが好きだから繋がった人たちです。
コミュニティでは
「勉強しよう!」というノリだけでなく
「ちょっとこんな看板を作ろうと思ってるんだけど、有識者の意見がほしい」といった投げかけもあります。
こういった投げかけに、ベテランのデザイナーやWEBエンジニアの方々は次々にプロの見地から意見を出してくれます。
私自身も気づいたことは意見出しをしますし、逆に「意見ください!」って言うこともあります。
このプロセスが出来る繋がりある場って、何物にも代えがたい財産なんです。
自分にはない視点からのアイデアも貰えるしフィードバックも貰えます。
人間の視野って、自分が思っている以上に狭いこともわかります。
というか、私の場合は自分の目の前しか見えてません。
ここで第三者の目を借りることで、1から10くらいのものしか見えてなかったところに、11~100くらいの視点からの改善案がもらえる訳です。
フィードバックを受けるって、沢山のダメ出しを食らうから怖いって思われやすいです。でも、本当に怖いことは案件を落としたり機会損失をしてしまうことです。それを未然に防ぐために、できるだけ作品のレベル感を上げることができるのがコミュニティの良さです。
もしWEBサイトの技術を覚えたての私ひとりでここのサイトを組み立てて、いつも顔合わせをしている同僚たちと意見を出し合ってブラッシュアップしているだけだったら、自分たちだけの目線に凝り固まった仕上がりになっていたでしょう。
世の中に受け入れられる見せ方とは何か?
これを掴むためには、やはり世の中に聞いてみるのがいちばん良いと思うのです。
ということで、いちクリエイターとして「何かを生み出すときのワクワク感」「その作品を見てくれる仲間」という2つの財産があるからこそ、私は今も昔もこれからも、どんどんレベルアップしていけるんだと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!